小児はり

 小児はり治療とは、大人のように鍼を身体に刺すのではなく、「いちょうの葉」や「ローラー」のような形をした金属などで、皮膚に対して軽く触れたり擦ったりする治療法です。これは、皮膚を介した自律神経への刺激を目的としたもので、成長過程にみられる心身バランスの崩れなどを調整することで、様々な症状の改善や病気の予防、体質改善を促します。生後2週間から小学生くらいまでが適応であり、痛みもまったく無く、お子さんへの負担も軽い治療法ですので、お悩みの方は一度ご相談ください。

 










 子供の代表的な症状として、怒りっぽく癇癪(かんしゃく)を起こしやすい「疳虫(かんむし)」があります。さらに、「夜鳴き」「夜驚」「不眠」「不機嫌」「奇声」「食欲不振」「チック」などの症状があげられます。これらは、成長過程における自律神経のアンバランスにより生じる、一種の小児神経症と考えられています。
 成長過程では、どのお子さんにも起こりうる症状ではありますが、パパやママにとっては心配でもあり、育児がより大変にもなります。また、それによるパパやママのイライラが、お子さんに伝わることで悪循環に陥ることもあります。



【主な小児はりの適応症】
疳虫・夜鳴き・夜驚・不眠・不機嫌・奇声・食欲不振・チック・夜尿症・小児喘息・アトピー性皮膚炎・風邪・鼻炎・便秘・下痢・消化不良・仮性近視・虚弱体質改善など
 
 

 治療のパターンとして、症状のきついお子さんには、最初の3~4日間連続して治療させていただき、症状の緩和がみられたら週2回から1回へ徐々に回数を減らしていく方法を取らせていただくことが効果的であると考えています。 
 また、そうでない場合においても、月に1~2回程度の治療を定期的に行われることも、お子さんの健康維持・増進にお勧めしています。

美顔鍼

 当院の美顔に対する“はり治療”は、東洋医学的な考えに加え、自律神経やホルモンバランスの調整、精神的ストレスの軽減、皮膚をはじめとする顔面への血流を促すことなどにより、身体の内面より肌を綺麗にすることを目的に治療を行います。また、最近よく耳にする「アンチエイジング」という言葉のように、現在の状態もさることながら、肌の老化の進行をできるだけ抑え、5年後や10年後にも若々しい肌が保てるようにお手入れすることも目標の一つとなります。すばらしい治療法ですので、是非一度お試しください。

トータル美顔鍼治療(約45分) 
 局所美顔鍼による顔面部への鍼治療に加え、自律神経やホルモンバランスの調整、精神的ストレスの軽減などを目的に、手や足、背中のツボにも鍼を刺すことで、肌に対して身体の内面から改善を促します。
4000円
局所美顔鍼治療(約30分)  
 顔面部へ数本の鍼を刺すことにより、顔面の血流改善とともに、新陳代謝を高め、硬くなった顔面の表情筋をほぐすことで、乾燥肌や乾燥ジワ、小ジワ、クマなどの改善を促します。
2500円

※はり・きゅう治療を初めて受けられる方は、鍼への恐怖心などを取り除くために、初回のみ顔面部への鍼治療を控えさせていただくこともあります。







・主な皮膚の働き

①保湿機構
 外界と接している表皮角質は、「皮脂膜(皮脂と汗)」 や「天然保湿因子」などにより水分を保持することで、肌の潤いを与えるとともに、肌に付着した細菌の繁殖を防いだりするバリアの働きがあります。
 また、表皮角質のすぐ下には、バリアゾーンといわれる水分を通さない薄い膜が存在しています。そのため、表皮角質とそれより深部の皮膚との水分交流を防ぐことで、体内の水分量を一定にすることができます。
 さらに、その表皮の下にある真皮に水分が多く含まれることで、張りのある肌となります。

②体温調節機構
 人間の体温を一定に保つためには、身体で産生された余分な熱を外に出さなければなりません。その約70%が皮膚からの発汗により行われているのです。
 さらに、夏場や冬場の気温の変化においても、皮膚の血管を広げたり縮めたりすることで、体温を一定に保つように調節しています。

③感覚機構
 皮膚には、痛みや暖かさ、熱さ、冷たさなどを感じる神経が多く存しているため、外界からの様々な刺激を受け取ることで、身体の調節に対して重要な働きがあります。




・美しい皮膚の条件


①皮膚の表面に潤いがあり、なめらかでツルツルしていること

②皮膚に弾力と張りがあり、触れたときに柔らかでしなやかな感じがすること

③皮膚の血液循環がよく、血色がよいこと

美しい皮膚は、基礎化粧品を塗ることによって皮膚表面を整えることで潤いを保つことも重要な要素となります。しかし、これらは皮膚の性質に影響を与えるものではありません。
 また皮膚は、脂溶性の医薬品やビタミン(A・D・E・K)などを吸収する働きを持っていますが、表皮角質の下に水分交流を防ぐバリアゾーンが存在するため、水分または水溶性のビタミン(B・C)などは、基本的に吸収されない仕組みになっているのです。
 つまり、本来の皮膚の働きとは、角質(垢)や汗、皮脂などを排泄・分泌するものであり、美容に対して色々なものを皮膚から吸収して改善を促すものではないのです。
 美しい皮膚とは、皮膚の深層にある真皮などに水分が多く含まれることで肌の張りや弾力があり、皮膚の血液循環がよく、血色がよいことが最も重要となります。

 
・美しい皮膚を作るために… 

 皮膚は、外界に直接さらされている皮膚は、様々な害から身体を保護しているため、日常生活において傷つけられることが多いのです。
 さらに、我々が害と感じることの少ない程度の日光(紫外線)や気温・湿度の変化、ほこり、化粧品、医薬品などの刺激により、肌は常日頃からストレスを受けています。
 また、「皮膚は内臓の鏡」と言われるように、胃腸や肝臓、腎臓、ホルモン分泌器官をはじめとする内蔵機能の不調、精神的ストレスなどによる精神状態の不調、自律神経バランスの崩れなどが皮膚に様々な影響を与えます。




美しい肌を保つためには、外界からの刺激を防御するとともに、十分な皮膚の休息、皮膚の強い再生力、皮膚修復のための栄養補給、内臓および精神状態の管理、自律神経バランス改善、皮膚血流量の促進など、様々な内面からのケアが最も重要となるのです。
 自己の持つ自然治癒能力を引き上げつつ、内面のから機能を調節する鍼灸治療は、美顔に最も適した治療法の一つであると言えます。

・代表的な皮膚のトラブル

①シワ
 皮膚のゆがみや変形によってできるシワは、加齢に伴い増加してきます。主な原因は、表皮の乾燥、真皮のコラーゲンやエラスチンの減少や変性、皮下脂肪の減少や下垂、顔を動かす表情筋の筋力低下などによって生じます。
 表皮を基礎化粧品などでケアしながら、“はり治療”により硬くなった表情筋を緩め、皮膚の血流量を改善することで、主に乾燥ジワや小ジワの改善を期待することができます。
 さらに、たるんだ肌を引き上げる「リフトアップ」効果も期待できます。

【シワの分類】
1.乾燥ジワ…目の下に細く横に数本できるシワなど(表皮性シワ)
2.小ジワ…目じりや額などの表情筋の走行と垂直にできる細かいヒダ(真皮性シワ)
3.大ジワ…目や口の周り、顔の輪郭などにできる大きなヒダ(老人性シワ)


②シミ
 顔にできる褐色の色素斑であるシミは、紫外線の影響によりメラニン色素が過剰に産生され、表皮に定着することで生じます。
さらに、女性ホルモンのバランス低下や精神的ストレス、生活の不摂生なども原因になると考えられています。
 日常生活で紫外線をなるべく避けることが重要となりますが、“はり治療”により皮膚の新陳代謝を改善し、メラニン色素の排泄を促すことでシミの改善を期待することができます。
 さらに、女性ホルモンバランスや精神的ストレスのケアを行うことで、シミの進行を防ぐことも期待できます。

③クマ
 目の下やその周囲が黒ずんで見える状態を言うクマは、血液循環が悪いために生じる場合と生まれつきに色素が沈着している場合とがあります。
 血液循環が悪いために生じるクマは、疲労や精神的ストレス、睡眠不足などが原因となり「うっ血」が起こった状態です。特に、目の下の皮膚は非常に薄いため、その色が透けて黒ずんで見えるのです。
 睡眠などをしっかりとることも重要となりますが、“はり治療”により皮膚の血流量を改善すること、疲労や精神的ストレスのケアを行うことで、クマの改善を期待することができます。
 
④ニキビ
 様々な皮膚の湿疹が混合して生じる状態であるニキビは、思春期にみられる「若年性?創」と20歳以降にみられる「成人?創」があり、眉間や鼻の周囲、口の周囲によくできてきます。
 原因としては、男性ホルモンの刺激により皮膚が脂性となると同時に、毛包の角質が肥厚して脂分がつまることで生じます。また、性周期(女性ホルモンの分泌バランス)、遺伝、精神的ストレス、食生活などが関与すると言われています。
 当然、肌を清潔に保つことや脂っこいものや甘いものを控えることも重要になりますが、“はり治療”により皮膚の新陳代謝を改善し、ホルモン分泌バランスを整え、血液循環を改善することで、ニキビの改善を期待することができます。

痩身治療

 当院の痩身治療は、耳ツボへの刺激により食欲を抑えること目的とします。さらに、ホルモンバランスの調整、便秘などに対する整腸作用、新陳代謝の促進、ダイエットにより生じやすい精神的ストレスの軽減などを目的に、はり治療を行います。

 
身体に脂肪が過剰に蓄積した状態となる肥満は、美容からの観点だけでなく、膝や腰に負担をかけると同時に生活習慣病にかかりやすくなります。

【肥満に起こりやすい病気】
◎呼吸器疾患:睡眠時無呼吸症候群など
◎循環器疾患:高血圧、動脈硬化、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、脳出血など
◎消化器疾患:逆流性食道炎、脂肪肝、NASH(非アルコール性脂肪性肝炎)など
◎婦人科疾患:月経異常、不妊症、妊娠中毒症など
◎代謝性疾患:糖尿病、高脂血症、痛風など


 また、肥満による内臓脂肪の蓄積は「高血圧」「高脂血症」「高血糖」などを重複して引き起こしやすくなるとともに、動脈硬化を飛躍的に進めます。その結果、生命に関わる心筋梗塞や脳梗塞などを発病する危険性が高くなると近年の研究でわかってきたのです。これを『メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)』といい、テレビや雑誌などでよく見かけるようになりました。
 現在わが国では、メタボリックシンドロームの人が約1300万人、予備軍が約1200万人いると言われています。


【わが国のメタボリックシンドロームの診断基準】
◎内臓脂肪の蓄積:ウエストが男性85cm以上、女性90cm以上
◎上記の内臓脂肪の蓄積に加え、以下のうち二項目以上が該当する場合
 ①高脂血症:中性脂肪が150mg/dl以上、
          あるいはHDLコレストロール値が40mg/dl未満
 ②高血圧:収縮期血圧が130mg/Hg以上、
        あるいは拡張期血圧が85mg/Hg以上
 ③高血糖:空腹時血糖値が110mg/dl以上
 

肥満の約90%は単純性肥満といわれるタイプで、体内エネルギーの蓄積増大と消費量低下が最大の原因となります。
 簡単に言うと「食べすぎ」と「運動不足」です。食べ過ぎによる体内エネルギーの蓄積と、運動不足による体内エネルギーの消費バランスが崩れているために起こるということです。
 もちろん更年期を迎えた女性などは、ホルモン分泌などが影響することで、このバランスが崩れやすくなったりします。加齢により基礎代謝が衰えてきたりもしますし、もともと体質的に太りやすい人もいます。
 だからといって「太っても仕方がない…」とあきらめてはいけません。生活習慣病は静かに進行するのです。  「当院で痩身治療をしたから何をしていても簡単に痩せますよ!」とは言いません。はっきり申し上げまして、楽ありきのダイエットは無いと私は考えています。
 あくまでも、ご本人のやる気と努力が一番大切なのです。ダイエットに対する正確な知識をご説明しながら、そのやる気と努力をお手伝いさせていただくことが当院の痩身治療の目的です。

生理痛・生理不順

 生理痛や生理不順などの症状に対しても、東洋医学的な考えに加え、自律神経やホルモンバランスの調整、精神的ストレスの軽減、子宮や卵巣の血流改善を促すことなどを目的にはり・きゅう治療を行うことで効果が期待できます。
 また、生理痛や生理不順が不妊の原因と関係していることや、他の疾患が原因で生理痛や生理不順が起こっていることもあるため、注意が必要となります。


・生理痛
 月経時には、骨盤内に著しい充血が起こるため、多かれ少なかれ様々な症状がみられます。また、痛みなど症状の激しい状態を月経困難症といい、仕事や学業など日常生活に影響を及ぼすほど辛いものです。
 さらには、10~20歳代ではほとんど症状がなく、30歳を超えて徐々に生理痛がひどくなってきた場合などでは、子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が原因となっているケースもあります。



【月経困難症の代表的な症状】
 下腹痛、腰痛、下腹部膨満感をはじめ、頭痛、顔面熱感、発汗、動悸、イライラ、嘔吐、食欲不振、乳房痛などがみられます。

 
 これらの症状も、職場や学校の男性には理解されにくいことや、セクハラの対象ともなることがあるため、精神的ストレスが重なり悪循環に陥ることもあります。

・生理不順
 生理不順は、思春期や更年期における卵巣の未熟や衰退、ホルモンバランスの低下が原因となって起こることが多いと考えられています。
 さらには、出血量や出血日数が多い場合などでは、子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症などの様々な病気が原因となっているケースもあります。

◎頻発月経…月経周期が24日以内に短縮する状態
◎稀発月経…月経周期が39日以上に延長する状態
◎過短月経…出血が2日以内で止まる状態
◎過長月経…出血日数が8日以上続く状態
◎過少月経…月経血量が異常に少ない状態
◎過多月経…月経血量が異常に多い状態

 また、これまであった月経が3ヶ月以上停止した状態を「続発性無月経」といい、生活環境の変化や激しいスポーツ、急激な体重減少など身体的・精神的ストレスが影響して起こることが多く、稀発月経と交互して起こることがあります。

不妊症

 当院の不妊治療は、東洋医学的な考えに加え、ホルモンバランスの調整、冷え性の改善、子宮や卵巣の血流改善を促し、妊娠しやすい身体に整えることを目的に、はり・きゅう治療を行います。さらに、過剰な精神的ストレス、肩こりや腰痛などの身体的ストレスの軽減を目的とします。
 また当院では、自然妊娠のみを目的としているわけではありません。産婦人科に受診されているのであれば、先生と相談していただいたうえで、人工授精や体外受精など最善の方法を行いながらお手伝いさせていただくことで、相乗効果が期待できると考えています。

 不妊症とは、生殖が可能な年齢の夫婦が妊娠を希望して、一般に約2年間の性生活を行っているにもかかわらず妊娠しない状態をいいます。日本でも10組に1組は不妊と言われています。
 このページをご覧になる方はよくご存じと思いますので詳しい説明は除きますが、原因の約半分は男性にあると言われており、決して女性だけの問題ではないのです。さらに、病院の検査で診断された不妊の明確な原因を取り除いたとしても、妊娠しないケースが少なくありません。
 つまり、はっきりとした原因は不明であり、様々な原因が複雑に絡み合うために「妊娠しにくい状態」となるケースが多いと考えられるのです。


「何で子供は作らないの?」
『経済的なこともあるし、そんなに急がなくてもいいかなとおもっているんです。』

「そんなこと言ってないで、子は宝なんだから早くつくった方がいいよ!お父さんやお母さんも早く孫の顔を見たがってると思うよ。」
『本当は子供がほしいんですけど出来にくくて』

「…そうなんだ。まあ子供がすべてじゃないしね。子供に縛られずに夫婦二人が仲良く暮らすという生活も幸せだよね。」
 子供がすべてではないと言うのであれば、最初から聞かなければいいことなのですが…。
 
 不妊治療は、先の見えない長いトンネルに例えられています。多かれ少なかれ妊娠の期待を胸にしながら月経を迎え、落胆する日々を繰り返すわけですから、大きな精神的ストレスがかかります。
 さらに、「子供はつくらないの?」という無神経な一言、子供を持つ友達の「わが子がかわいくて仕方がない」という何気ない一言、子供や大家族にスポットを当てた娯楽番組や少子化対策のニュース番組など、人それぞれ違いますが日々の生活でストレスとなることも多いのです。

更年期障害

 当院の更年期障害における治療は、東洋医学的な考えに加え、自律神経やホルモンバランスの調整を目的としてはり・きゅう治療を行います。
 さらに、精神安定や精神的ストレスの軽減、のぼせ、頭痛、肩こり、腰痛、倦怠感、便秘・下痢などの様々な症状を取り除くことで身体的ストレスを軽減させ、身体的・精神的状態の安定をはかることを目的とします。

 
一般に女性の更年期とは、閉経の前後10年間で45歳から56歳くらいの間をいい、卵巣の機能が急に低下するためにホルモンバランスが崩れ、体調の変化をきたしやすくなります。
 このホルモンバランスの低下が原因で起こる「自律神経失調症状」や「精神・神経症状」などを総じて更年期障害といい、更年期をむかえた約75%の女性に起こるといわれています。




【更年期障害に多く見られる症状】
①自律神経失調症状:のぼせ、頭痛、頭重感、めまい、発汗、手足の冷え、耳鳴り、動悸など
②精神・神経症状:イライラ、ヒステリー、不安感、憂うつ感、不眠、しびれ、神経痛など
③その他:肩こり、腰痛、関節痛、筋肉痛、手のこわばり、倦怠感、食欲不振、皮膚のかゆみ、吐き気、王と、便秘、下痢など

 また、更年期障害には性格や身体的・精神的ストレス、生活環境なども大きく関わっていると考えられています。ちょうどこの時期には子供の結婚、夫の定年退職など「家庭環境の変化」と重なることが多いため、精神的ストレスが増しやすい時期なのです。
 さらに、家族や職場などでは、更年期障害の辛さを理解されないことが多く、より精神的ストレスが増すという悪循環に陥り、症状が強くなるケースも少なくありません。
 

膝痛

 当院の肩こり・五十肩・腰痛・膝痛などに対する治療は、東洋医学的な考えに加え、血流をよくすることでコリや硬くなった筋肉をほぐすこと、痛みをとることを目的にはりきゅう治療を行います。 また、コリや痛みがある部分をかばうことによって、他の部分に負担がかかりやすくなりますので、全身的に身体の負担を軽減するような治療を行います。さらに、治療の効果がより上がるように、自宅で実行していただけるような簡単なストレッチやトレーニングなどの指導も行っています。




膝痛
 膝関節も肩関節と同様に、比較的自由に動かすことの出来る反面、不安定で筋肉や腱、靭帯などに負担がかかりやすい構造をしています。さらに、身体のほとんどの体重が膝関節にかかるため特徴的に負担がかかりやすいのです。
 特に高齢者の女性に多く見られる膝痛のほとんどは、加齢やO脚(がに股)などに関連する筋力低下、肥満による体重負担増大が原因となります。その結果、関節と関節の間が狭くなることで軟骨がすり減ったり傷ついたりして関節に炎症が起こり、水がたまったり、痛みが生じたりします。
 これを、「変形性膝関節症」といい、最初は歩き始め、椅子から立ち上がる時、長時間の歩行によって膝が痛みます。さらに、関節に水がたまったり、膝を動かすとボキッと鳴って痛んだり、膝が伸びきらなくなったりしてきます。
 これを放置しておくと、筋力がどんどん弱くなることで歩きにくくなったり、痛みが強くなったりしますので、早めの対処をお勧めします。

腰痛

 当院の肩こり・五十肩・腰痛・膝痛などに対する治療は、東洋医学的な考えに加え、血流をよくすることでコリや硬くなった筋肉をほぐすこと、痛みをとることを目的にはりきゅう治療を行います。 また、コリや痛みがある部分をかばうことによって、他の部分に負担がかかりやすくなりますので、全身的に身体の負担を軽減するような治療を行います。さらに、治療の効果がより上がるように、自宅で実行していただけるような簡単なストレッチやトレーニングなどの指導も行っています。




腰痛
 腰痛は、わが国においても70%以上の人が一度は経験したことがあるといわれるほど多い疾患です。
 直立で二足歩行する人間にとって、上半身を支える腰は負担がかかりやすい特長があります。さらに、加齢、不良姿勢、肥満、重たい荷物を持ったり、しりもちをついたりすることが原因となり、腰の筋肉へ強い負担がかかったり、腰の骨や椎間板が変形することで腰痛が起こります。
 また、胃・十二指腸潰瘍、胆石、膵炎、尿路結石、子宮内膜症、子宮筋腫、糖尿病、腹部大動脈瘤など様々な病気が原因で起こることもありますので、注意が必要となります。



【代表的な腰痛の原因】
急性腰痛(ぎっくり腰)
1.腰椎椎間板ヘルニア
2.腰椎椎間関節捻挫
3.筋・筋膜性腰痛
4.その他(骨折、ケガなど)




慢性腰痛
1.腰椎椎間板ヘルニア
2.変形性腰椎症(腰椎椎間関節症、変性腰部脊柱管狭窄症など)
3.腰椎すべり症・腰椎分離すべり症
4.筋・筋膜性腰痛
5.姿勢性腰椎
6.骨粗しょう症
7.他の整形外科疾患(脊柱腫瘍、慢性関節リウマチ、仙腸関節、股関節疾患など)
8.その他、(消化器疾患、泌尿器疾患、婦人科疾患など)

肩こり・五十肩

 当院の肩こり・五十肩・腰痛・膝痛などに対する治療は、東洋医学的な考えに加え、血流をよくすることでコリや硬くなった筋肉をほぐすこと、痛みをとることを目的にはりきゅう治療を行います。 また、コリや痛みがある部分をかばうことによって、他の部分に負担がかかりやすくなりますので、全身的に身体の負担を軽減するような治療を行います。さらに、治療の効果がより上がるように、自宅で実行していただけるような簡単なストレッチやトレーニングなどの指導も行っています。



肩こり
 首から肩にかけてのコリ、不快感、重圧感、軽い痛みなどが生じた状態を「肩こり」と言います。
 頭や腕を支えている首や肩の筋肉には、普段からとても大きな負担がかかっています。さらに、猫背のような不良姿勢、長時間のディスクワーク、精神的ストレスなどが加わることでより首や肩の筋肉に負担がかかり、コリや痛みが起こりやすくなってしまいます。
 また、首の骨の異常、むち打ち、五十肩、眼精疲労、歯のかみ合わせの不具合、更年期障害などにより肩こりが起こったりします。さらには、心臓疾患、高血圧、胃炎、肝炎、胆石などの病気が原因で起こることもありますので注意が必要です。





五十肩
 50歳頃になって、ある日突然あるいは徐々に肩が痛くて挙がらなくなってしまった状態を、一般に「五十肩」といいます。
 肩関節は、自由に動かすことの出来る反面、筋肉や腱、靭帯などに負担がかかりやすい構造をしているため、加齢による筋力低下や肩の使いすぎにより、慢性的に肩関節に負担がかかることで、五十肩が起こると考えられています。
 また、本当の病名を「肩関節周囲炎」といい、肩関節を安定させる筋や腱などに炎症が生じる結果、関節が固まってしまう状態になります。1~2年で自然に治ることもありますが、痛みが続いたり、痛みが治まった後でもずっと肩が動きにくくなってしまうこともありますので、早めの対策をお勧めします。
 人生50年の大昔では「長生き病」とも言われていましたが、現在は働き盛りの年齢に襲ってくるとても辛い症状です。女性においても、肩が痛くて挙がらなくなるということは、洗濯物を干すことや、高いところの掃除、ゴミを運ぶなどの家事で大変な思いをします。

ふじた鍼灸大学堂

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ご挨拶


 “はり” “きゅう” は痛みやコリといった症状を取り除く
治療だけでなく、古来より東洋学において『未病治(みびょうち)』と言われるように、免疫力を高め、病気を未然防ぐことを目的とした治療でもあります。

 これは、現代医療においても重要となる「予防医療」や「老年医療」の一端を担うもので、健康管理や美容、ケガの予防に対して、高齢者から小児、スポーツ選手まで幅く適応する治療です。

 鍼灸師の立場から、じっくりと丁寧な治療をモットーに、皆様の健康回復や健康維持、健康増進のお役に立ちたいと思っています。

 当院は和の癒やし空間でリラックスして治療を受けていただける治療室を整えております。初めての方でもお気軽にご来院ください。

                               院長 藤田 充




トピックス

Baseball Clinic(ベースボールマガジン社)2017年9月号〜2021年9月号
「動きを言葉で理解してテクニックにつなげる!バッティング用語の再解釈〜下半身を使ったスイングの正体〜」を連載。

Baseball Clinic(ベースボールマガジン社)2020年7月号〜
「投球動作考察の新視点〜フィニッシュゾーンに刮目せよ〜」を連載中。