さらに、精神安定や精神的ストレスの軽減、のぼせ、頭痛、肩こり、腰痛、倦怠感、便秘・下痢などの様々な症状を取り除くことで身体的ストレスを軽減させ、身体的・精神的状態の安定をはかることを目的とします。
一般に女性の更年期とは、閉経の前後10年間で45歳から56歳くらいの間をいい、卵巣の機能が急に低下するためにホルモンバランスが崩れ、体調の変化をきたしやすくなります。
このホルモンバランスの低下が原因で起こる「自律神経失調症状」や「精神・神経症状」などを総じて更年期障害といい、更年期をむかえた約75%の女性に起こるといわれています。
【更年期障害に多く見られる症状】 ①自律神経失調症状:のぼせ、頭痛、頭重感、めまい、発汗、手足の冷え、耳鳴り、動悸など ②精神・神経症状:イライラ、ヒステリー、不安感、憂うつ感、不眠、しびれ、神経痛など ③その他:肩こり、腰痛、関節痛、筋肉痛、手のこわばり、倦怠感、食欲不振、皮膚のかゆみ、吐き気、王と、便秘、下痢など |
また、更年期障害には性格や身体的・精神的ストレス、生活環境なども大きく関わっていると考えられています。ちょうどこの時期には子供の結婚、夫の定年退職など「家庭環境の変化」と重なることが多いため、精神的ストレスが増しやすい時期なのです。
さらに、家族や職場などでは、更年期障害の辛さを理解されないことが多く、より精神的ストレスが増すという悪循環に陥り、症状が強くなるケースも少なくありません。