肩こり・五十肩

 当院の肩こり・五十肩・腰痛・膝痛などに対する治療は、東洋医学的な考えに加え、血流をよくすることでコリや硬くなった筋肉をほぐすこと、痛みをとることを目的にはりきゅう治療を行います。 また、コリや痛みがある部分をかばうことによって、他の部分に負担がかかりやすくなりますので、全身的に身体の負担を軽減するような治療を行います。さらに、治療の効果がより上がるように、自宅で実行していただけるような簡単なストレッチやトレーニングなどの指導も行っています。



肩こり
 首から肩にかけてのコリ、不快感、重圧感、軽い痛みなどが生じた状態を「肩こり」と言います。
 頭や腕を支えている首や肩の筋肉には、普段からとても大きな負担がかかっています。さらに、猫背のような不良姿勢、長時間のディスクワーク、精神的ストレスなどが加わることでより首や肩の筋肉に負担がかかり、コリや痛みが起こりやすくなってしまいます。
 また、首の骨の異常、むち打ち、五十肩、眼精疲労、歯のかみ合わせの不具合、更年期障害などにより肩こりが起こったりします。さらには、心臓疾患、高血圧、胃炎、肝炎、胆石などの病気が原因で起こることもありますので注意が必要です。





五十肩
 50歳頃になって、ある日突然あるいは徐々に肩が痛くて挙がらなくなってしまった状態を、一般に「五十肩」といいます。
 肩関節は、自由に動かすことの出来る反面、筋肉や腱、靭帯などに負担がかかりやすい構造をしているため、加齢による筋力低下や肩の使いすぎにより、慢性的に肩関節に負担がかかることで、五十肩が起こると考えられています。
 また、本当の病名を「肩関節周囲炎」といい、肩関節を安定させる筋や腱などに炎症が生じる結果、関節が固まってしまう状態になります。1~2年で自然に治ることもありますが、痛みが続いたり、痛みが治まった後でもずっと肩が動きにくくなってしまうこともありますので、早めの対策をお勧めします。
 人生50年の大昔では「長生き病」とも言われていましたが、現在は働き盛りの年齢に襲ってくるとても辛い症状です。女性においても、肩が痛くて挙がらなくなるということは、洗濯物を干すことや、高いところの掃除、ゴミを運ぶなどの家事で大変な思いをします。